O脚/X脚 を治す
~生活習慣や癖が原因~
まず、O脚とはどのような脚のことを指すのか簡単に説明してみましょう。
一般的にまっすぐに立った状態で、ひざの辺りに隙間(空間)が出来る脚をO脚と呼びます。
X脚とは、同じようにまっすぐに立った状態で、膝の間に隙間がなくても、くるぶしのあたりに隙間が出来てしまう脚のことを指します。
O脚/X脚と言っても個人差があり、その形や程度、種類には違いがあり、
隙間の大きさは人それぞれであり、悩んでいる人もいれば、それほど気にしていない人もいるようです。
ですが、撮影モデルとしては、O脚だと“スラっとした脚”に見えにくいため、やっぱり気にしている人も多いのではないでしょうか。
O脚やX脚と呼ばれる人は“骨自体が曲がっている”と思われがちです。
ですが、実は骨ではなく、骨盤や関節の歪みが原因であることが大半なのです。
骨盤の歪みなどは、生活習慣に原因があることが多いのです。
その生活習慣や癖に気づき、改善(癖の消去)をしていくと、O脚・X脚も緩やかになるかもしれません。
それでは、どのような習慣や癖がO脚の原因になり得るのか、例を挙げてみましょう。
▼横座り▼
俗に『お姉さん座り』や『女座り』と呼ばれる横座り。
星座の状態から、左右どちらかにひざ下をずらした形の座り方ですね。
これはもう、骨盤を歪ませるための座り方だと呼べます。
上半身の体重を腰(骨盤)で支えるのに、左右どちらかの骨盤かにさらに重心が掛けられてしまいます。
気がつくといつも同じほうに脚を出している。と言うい方は、すでに骨盤の歪みに癖が付いてしまっているかもしれません。
どうしても横座りが必要なのであれば、左右同じ頻度で行うことを心がけるなど、対策をとりましょう。
▼ぺったんこ座り▼
『あひる座り』や『女の子座り』などと呼ばれたりしますね。
一見左右対象なので、問題なさそうに見えるこの座り方も、実は股関節や膝の関節に歪みをきたす危険があります。
考えてみると、①太ももは内側に向くように股関節が捻られている、②膝関節が床に押されて外側に捻られている、ことになってしまい、とても自然な座り方とはいえません。
▼脚を組む▼
これも無意識にやってしまう姿勢ではあるのですね。
ですが、上に載せたほうの脚は、股関節、膝関節ともに不自然な捻じれが生じます。
▼重心を片足にのせる▼
片方の足にのみ重心かけるということは、片方の骨盤に重心をかけていると言えます。
また、左右の筋肉の使い方が異なると言うことで、筋量や筋力に差が生じてしまい、さらなる歪みを誘発しかねません。
▼片方の肩でばかりカバンを持つ▼
これまでは、下半身を中心にO脚・X脚の原因となりうる癖でしたが、何も下半身の癖だ
けが原因とは言えません。
片方の腕でばかりカバンを持つ人は、やはり筋量や筋力に差がでてきます。
また、カバンを肩から掛ける場合、カバンが落ちないように肩を上げる姿勢は、背骨をま
っすぐに維持することが出来ません。
上半身のゆがみも、骨盤に影響し、O脚・X脚の原因になりえます。
もしも、脚を組んで座るほうが落ち着く。どちらか片方の横座りがしっくりくる。と言う
人は、
すでに骨盤にゆがみや開きが生じている可能性があります。
まずは、その癖に気づき、そして今すぐにやめるようにしましょう。